軽井沢現代美術館

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作品紹介

「覆われるもの、覆うもの、覆われていく気配」という抽象的な意識を、視覚的に表現した「天蓋」シリーズからの１点です。ほのかに赤みを帯びたダイヤ型のパーツが、さらに上へ上へと向かおうとしているかのような動きを感じます。イマジネーションを掻き立てられる作品を、ご自宅やオフィスにいかがでしょうか。

作家紹介

1958年、東京生まれ。1981年、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業、1983年、同校大学院造形研究科彫刻コース修了。工業用の鉄板を自ら溶断・溶接して制作する彫刻で知られ、重力を解き放ったかのような軽やかな造形美に定評がある。1997年以降はドライポイントを中心とした版画作品にも関心を向けるほか、近年では石膏や石鹸などの異素材を用いた作品や、ワークショップの開催にも注力している。国内外での発表や芸術祭への参加も多数。第9回倫雅美術奨励賞(1997年)、芸術選奨文部大臣新人賞(2000年)、第55回毎日芸術賞(2014年)受賞。第40回中原悌二郎賞（2017年）受賞。現在、多摩美術大学客員教授。