軽井沢現代美術館

1階メイン展示室[常設展]

作品画像の著作権はアーティストに帰属いたします。ダウンロードしてのご利用はお控えください。

2F Exhibition2階企画展示室

Archive過去の展覧会

2023年
終了しました
2023.4/27(Thu)~11/23(Thu) 1F常設展示室

海を渡った画家たち

【概要】

テクノロジーの飛躍的な進歩により、人々の暮らしはあらゆる制約から解放され、近年では「ボーダーレス化」「グローバル社会」といった言葉がごく身近な共通言語となりました。
一方アートの世界においても、新しい様式が一つひとつ歴史に刻まれるごとに、ハイ・アートとロウ・アート、あるいは「絵画」「彫刻」「建築」「演劇」などの技法による区分は曖昧化し、作り手の創造性やコンセプト自体を重視する現代美術が次第に形づくられていったのです。
今展では、私たちを取り巻く世の中の在り方を踏まえつつ、「境界」をキーワードに当館の所蔵作品を再考いたします。
絵画や彫刻に留まらず、ハイブランドとのコラボレーションによってファッションの世界にもその名を轟かせる草間彌生。
プランの構想段階に当たる平面・立体作品から、公共空間を舞台にした建築要素の強いインスタレーションまで、制作過程そのものを総合的に作品と呼ぶ川俣正。
純粋な芸術性をも兼ね備えたインテリアの可能性を追求し、デザインとアートの垣根を問い直した倉俣史朗。
戦後の困難な時代にあえて海を渡り異国で芸術に没頭した画家と、先進的な素材や技術を用いて革新を求める現代作家らによる実に多様な造形は、国籍や性差、伝統など様々なプレッシャーに抗い既成概念に立ち向かおうとするひたむきさに包まれています。
ひとりのアーティストが特定の枠に縛られずに豊かな表現を見せる様は、私たちが何らかの壁を乗り越えようとする時の希望となり、抱くストレスや戸惑いをかつての画家たちの葛藤に重ね合わせ共感することもできるでしょう。
また、時に色や線は画家の意図を離れ、格差やマイノリティなどの社会問題を想起させるかもしれません。
新しい扉を開こうと「脱境界」に挑むことで、依然として消えざるいくつもの「境界」の存在を再認識させられる。
アートならではの方法で永遠に途切れることのないパラドックスを映し出す20名による秀作を、どうぞごゆっくりご観覧くださいませ。

【出展作家】

アイオー、青木野枝、荒川修作、井田幸昌、今井俊満、オノ・ヨーコ、金沢健一、川俣正、草間彌生、塩見允枝子、田中敦子、堂本尚郎、名坂有子、奈良美智、名和晃平、東恩納裕一、福島秀子、水戸部七絵、宮脇愛子、ロッカクアヤコ (五十音順) 他

終了しました
2023.4/27(Thu)~11/23(Thu) 1F常設展示室 特集展示

倉俣史朗展 カイエ

【概要】

1960年代半ばから商業空間や家具、プロダクトなどデザインの分野で先駆的な作品を発表したデザイナー倉俣史朗(1934-1991)。
アクリル、ガラス、アルミニウム、スチールメッシュ、FRPなど、当時インテリアや家具に使われることのなかった素材を積極的に取り入れ、“無重力”や“非存在”をテーマに創造の可能性を探求し続けました。
その独創性と希有な存在から、没後30年以上経った今も多くの人を魅了し、同時代を知らない現代の若いクリエイターたちにも影響を与えています。
倉俣は、〈変型の家具〉(1970年)シリーズで世に広く認知され、金属とガラスの接着剤「フォトボンド」の出会いから生まれた《ガラスチェア》(1976年)や、アクリルに薔薇が浮遊する椅子《Miss Blanche》(1988年)など次々と革新的な作品を生みだし、国際的にも高い評価を受けました。
本展では、倉俣が遺した貴重なスケッチをもとに版画にしたシルクスクリーン作品集「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier」1集2集3集を中心に、代表作である無重力が具現化されたような椅子《How High the Moon》(1986年デザイン)や本格的に着色アクリルに挑んだデザインのキャビネット《Cabinet de Curiosité》(1989年デザイン)、アクリルブロックのフラワーベース(1989年デザイン)などを展示・販売いたします。
時代を問わず、常に新しく美しい倉俣史朗の世界をご堪能ください。

【出展作家】

倉俣史朗

終了しました
2023.4/27(Thu)~11/23(Thu) 2階企画展示室

津上みゆき展 「View - 時の景」

【概要】

この度、軽井沢現代美術館では、津上みゆきの個展「View – 時の景」を開催いたします。
津上みゆきは1973年東京に生まれ、大阪に育ち、1998年京都芸術大学大学院を修了。2003年画家の登竜門とも言われるVOCA賞を受賞しました。
主な個展に、2005年「ARKO 津上みゆき」(大原美術館)、2013年「View−まなざしの軌跡、生まれくる風景」(一宮市三岸節子記念美術館)、2015年「日本の風景、ウッカーマルクの風景」(ドミニカナークロスター・プレンツラウ/ドイツ)、2018年「時をみる」(上野の森美術館ギャラリー)、2019年「View−人の風景」(⻑崎県美術館)、2022年「さらさら、ゆく」(CADAN有楽町)、「囁く如く」(NADiff a/p/a/r/t) などがあり、国内外で数多くの作品を発表してきました。
津上は、1996年ニューヨークでの滞在制作の際に作品について再考する機会を得、帰国後独自の絵画を改めて探求し始めます。2005年大原美術館が行う滞在制作プログラムにおいて、日々のスケッチを元に風景画を描くという現在まで続く制作方法を確立しました。
2013年五島文化財団 文化賞美術部門 新人賞受賞により、風景画誕生の地と言われるイギリスに滞在、過去の風景画家とその作品についての研究と制作を行いました。
作品タイトルの “View*”という言葉は、目の前に在る風景だけでなく、見方や考え方という広い意味を含んだ風景画を追求していることに由来しています。
津上はスケッチとその際に書き留めたことばと共に、その土地の自然や歴史、人びとの営みなど入念なリサーチで得た知識をも手掛かりにして、キャンバス作品へと昇華させていきます。
その結果、生み出された絵画は大胆な色彩や様々な筆致によって表現され、私たちにそれぞれの記憶の中やまだ見ぬ内なる風景を想像させます。
つまり、津上の風景画は、私たちが絵画と向かい合うこの瞬間に出会うことであり、絵画を見つめる時間と個々の眼差しの先にある、時を伴う、人の風景なのです。
人の叡智から生まれ絶え間なく流れる「時」、文明の発達と共に変化する「都市」、生き物の意思によって形成される「道」、私たちの暮らしに寄り添う「樹」など、多様な風景画で本展は構成され、津上にとって初めての展覧会の開催となる軽井沢の地で、未発表の作品を含めた近作を展観します。
日頃から私たちと親密な関係がある風景という存在に、津上の作品が新たな気づきをもたらすかもしれません。
*View :【1】見ること; 眺め; 眺望; 視力; 視界;【2】考察; 見方; 見解; 考え.(研究社英和用語辞典)

【出展作家】

津上みゆき

2022年
終了しました
2022.4/28(Thu)~11/23(Wed) 1F常設展示室

海を渡った画家たち

【概要】

昨今、国内のアートマーケットは目覚ましい賑わいを見せています。
新型コロナウィルスの脅威から解放されたとは言えない状況下にも関わらず、大手オークションハウスでは予想を上回る落札総額を記録し、アートフェアやギャラリーにおける売上も好調だと言います。
さながら「アートバブル」とも呼ぶべきこの現象は、欧米の規模と比べると遠く及ばない水準であるとは言え、日本のアート、特に現代美術への関心が若年層を中心に裾野を広げ、市場が拡大しつつあることを示しています。
これまでに洋画や工芸を蒐集してきた層とは異なる新しいコレクターたちの参入によって、美術市場後進国のわが国にとって今後作品流通が活性化していくことが大いに期待されるところでしょう。
一方、当館の創業者・谷川憲正は、海外へと活躍の場を求め、あえて苦難の道を歩んだ作家たちに魅了され、コレクションを続けてまいりました。
まるで作品と一体化してしまうかのような気迫で絵の具と格闘しながら描かれた絵画、ひたすらに一つの素材と向き合い試行錯誤を繰り返した造形的な実験、作家の自我そのものを映し出すユニークなモチーフや色彩。
本展でご覧いただくのは、アーティストたちの手業の痕跡が残る、アナログで不器用な、それでいてなによりも生き生きとした作品の数々です。
それぞれの時代、それぞれの国で、作家が生きた「現在」は、時を経てもなお色褪せることなく、いっそう力強い言葉となって私たちに語りかけます。
また、今回は国内外で熱い注目を集める日本人アーティストのひとり、井田幸昌の作品を初展示いたします。二度と訪れることのない一期一会の瞬間をメインテーマに制作する井田も、当館の「海を渡った画家たち」の系譜を未来へつなぐ存在として、時を超え、海を越え、今後も心を揺さぶる作品を生み出し続けることでしょう。
戦後から現代に至るまでの20数名の作家たちによる作品を、どうぞご高覧くださいませ。

【出展作家】

井田幸昌、今井俊満、上前智祐、榎本和子、金沢健一、草間彌生、白髪一雄、菅木志雄、関根伸夫、高崎元尚、堂本尚郎、戸谷成雄、流政之、奈良美智、名和晃平、東恩納裕一、福島秀子、眞板雅文、宮脇愛子、村上隆、山崎つる子、ロッカクアヤコ (五十音順) 他

終了しました
2022.4/28(Thu)~9/5(Mon) 2階企画展示室

矢島史織 -めくるめく、ひとときの白-

【概要】

白い光は降り注ぐのではなく、そこら中にある。
自然の中、子どもの瞳の中、そして私自身の瞼の中にも。
掬い上げて作品へと昇華させていくその工程、つまり絵作りについて考え直す機会が最近あり、改めて白い画面の中で新しい冒険をしてみた。
まだ冒険の途中であるが、古典的な技法で現代的な表現を目指したいという想いが強くある。
「光と影」を現象と心象の二つの方向から描いた作品は私自身の影であり光でもある。
八ヶ岳の樹影や木漏れ日、そして画面の奥へとつながる空間を描いた作品は、楕円型の光の現象による空間を意識した青い風景画である。
一方で「Monster」のシリーズは不可視である脳の発達からイメージを膨らませた作品で、画面としては平面的な描き方をしている。
この「Monster」は子どもの脳の成長を観察して感じた事がそのまま具象となっている。
最新のシリーズ、森とその影をモノトーンで描いた「光の森」は、画面構成をいくつかに分ける事から始める試みをし、一番上の層に金箔を装飾的に配置したところが特徴的である。
これらの作品は画面に対して異なるアプローチをしているが根底にあるものは同じである。
子どもの頃はフワフワとした雲の中の、空想の世界の住人であった。
今は雲肌麻紙にうっすらと胡粉をかけた優しい白い色から作品作りが始まる。
かつてのようにどっぷりと世界に入り込む事が出来たらその作品は上手くいったと言えるのではないかと思う。

【出展作家】

矢島史織

終了しました
2022.9/8(Thu)~11/23(Wed) 2階企画展示室

松井亜希子 -水鏡にうつる森-

【概要】

2020年以降、内面と向き合う機会が増える中で少しでも外界に触れると、以前とは違う鮮やかさで世界が知覚できるようになりました。
唐松岳に登り目にした厳しい緊張感のある稜線、上高地での澄んだ湖に映る鮮やかな森の緑、屋久島の熱帯植物の湿度のある生命感、滋賀の私のアトリエから眺めることのできる血管のようにも見える木々の枝分かれの様子。
このように私が滞在先で見た風景や、普段見ている風景の形を抽出しつつ、風景と身体のかたちを重ね合わせて描き銅版画にしています。
銅版画は鏡であり、あらゆるものをうつす存在です。
さまざまなかたちや存在が映し出された銅版画は鑑賞者の方さえも映すような存在でありたい思っています。

【出展作家】

松井亜希子

2021年
終了しました
2021.4/29(Thu)~11/23(Tue) 1F常設展示室

海を渡った画家たち

【概要】

昨年来、世界中が未曾有のウィルス蔓延という危機に見舞われる中、アート業界に及んだ影響も決して少なくありませんでした。
開催が危ぶまれる展覧会や、発表の場を奪われたアーティストたちの姿は、安全に作品を鑑賞するための工夫、デジタル化の拡充といった進歩を遂げるためのリソースとなりました。
作品と人との新しい関わり方に前向きな様相を感じる一方で、非常時の渦中においては特に、「芸術は不要不急か否か」という問いは常に私たちに投げかけられています。
今回はその手がかりを、当館所蔵の作家たちの作品に求めてみたいと思います。
「具体」や「もの派」をはじめとする日本の戦後美術は今でこそ各国で評価を得ていますが、彼らが筆を握った当時は欧米至上主義の傾向が根強く、苦労が絶えなかったと言います。
中でも祖国を離れ、外国へ活動の場を求めた「海を渡った画家たち」は、圧倒的マイノリティの立場に屈することなく眼の前のキャンバスにただひたすらに向き合いました。
西洋の真似事ではない日本人としての現代美術を生み出すため、アーティストたちは厳しい社会情勢や差別、望郷の念を創作の糧にしていたのかもしれません。
彼らの辿った道のりは生き生きとした作品へと投影され、現代の若手作家たちへと形を変えて受け継がれています。
今まさに世界が直面している事態は、かつての画家たちの体験した苦悶の時代とはかけ離れた状況です。
しかし遠い異国の地で各々が葛藤や焦燥感を抱きながらも生み出した力強い作品と向き合い、そっと感情を重ね合わせることで、苦労を乗り越えた先の未来が見え、得られる勇気があるのではないでしょうか。
本展では、草間彌生の新作セラミックや、「もの派」の代表的作家として日本現代美術の変革に大きな功績を築いた関根伸夫の作品を始め、約20名の作家による作品を展示いたします。
アートの持つ普遍的な「力」を感じていただけましたら幸いです。

【出展作家】

青木野枝、今井俊満、金沢健一、川俣正、鬼頭曄、草間彌生、佐藤敬、白髪一雄、菅井汲、関根伸夫、田中敦子、堂本尚郎、奈良美智、東恩納裕一、眞板雅文、前川強、宮島達男、元永定正、ロッカクアヤコ (五十音順) 他

終了しました
2021.4/29(Thu)~11/23(Tue) 2階企画展示室

Collector’s Eye -名和晃平-

【概要】

輝くマイクロビーズが表面を覆う立体作品、画面上をインクが重力に従って真っ直ぐに滴る平面作品「Direction」、彫刻の表面を細かな絨毛が埋め尽くす「Velvet」シリーズ。
今回展示いたします作品は全て、個人コレクターの方々のご厚意でお貸しいただいたプライベート・コレクションです。
最先端の素材や技術を用いて空間そのものをデザインするマルチな表現により、これまでにない現代彫刻の可能性を展開するアーティスト、名和晃平。
ファッションや建築、音楽など多方面のクリエイターとの共作も多く、アートのフィールドを超えて広く認知されています。
私たちが普段目にする物質を、一度点や粒子といった微細な「Cell(細胞)」へと還元させ、再び増殖・反復のエネルギーを加えることによって、感覚を麻痺させるような造形へと再構築する。
森羅万象をつかさどる細胞を視触覚的に操り、「実像と虚像」、「物体と生命」、「連続と流転」などの抽象的なイメージを可視化するプロセスから生まれる美しい作品の数々は、世界中の芸術愛好家から熱い眼差しを向けられています。
私的に蒐集された作品のみで構成される本展では、造形への嗜好やこだわりをいっそう強く感じ取ることができるのではないでしょうか。
展示室の照明の下で様々な表情を見せる作品は、来館者の観賞の対象であると同時に、所蔵者にとっては空間的・精神的に密接な関わり合いを持った、いわば日常を共にするものなのです。
幾多の美術作品の中からコレクターたちの視点によって選び抜かれた作品の数々を、どうぞごゆっくりご観覧くださいませ。
この場を借りて、作品を快くお貸しくださった方々に深く御礼申し上げます。

【出展作家】

名和晃平

2020年
終了しました
2020.4/23(Thu)~11/23(Mon) 1F常設展示室

海を渡った画家たち - ART IN WONDERLAND

【概要】

なぜだか分からないけれど、見ていてワクワクする絵。
思わず触れてみたくなるような、五感を刺激する彫刻。
本展では、こうしたアートの持つ根源的な「楽しさ」に焦点を当てます。
美術史を遡れば、その時間軸には幾多の巨匠たちによる挑戦と開拓の物語が刻まれています。
中でも20世紀初頭のヨーロッパにおける抽象表現の誕生は、従来の規範を大きく覆し、芸術をより自律した純粋なものへと展開させる要となりました。
当館では、西洋を中心とするこうしたモダンアートの潮流に少なからず刺激を受け、まさにその本場の地へと赴いて美術運動に生涯を捧げた画家、そして日本のアカデミズムに反旗を翻す覚悟を持って新しい芸術に取り組んだ画家たちをテーマにコレクションしています。
厳しい環境の中で生み出されたにも関わらず、作品は決して暗く重々しいものばかりではありません。
彼らの背負った時代背景や、自らの作るべきものを懸命に探し求めるエネルギーは、時に色彩に満ち、時に遊び心に溢れた作品となって、さまざまな語り口で鑑賞者へと訴えかけてくるのです。
今回は、戦後から現代に至るアーティスト約17名による、たくさんの「楽しい」や「面白い」を特集いたします。
いつもとは少し違う物事の見方や、心が豊かになる感覚をご体験いただけましたら幸いです。

【出展作家】

アイオー、金沢健一、木村忠太、草間彌生、桑山忠明、白髪一雄、菅井汲、高崎元尚、中辻悦子、奈良美智、名和晃平、東恩納裕一、間部学、向山喜章、村上隆、元永定正、ロッカクアヤコ(五十音順) 他

終了しました
2020.4/23(Thu)~11/23(Mon) 1F小展示室

草間彌生とファッション

【概要】

今を生きるトップアーティスト、草間彌生。
独創的な作品はもちろんのこと、おかっぱ頭に水玉の衣装を纏う自身の姿も、アイコン的なイメージとして世界中から注目を集めています。
1960年代後半にアメリカでアパレル会社を設立するなど、草間にとって「ファッション」は、ニューヨークで活動していた頃から創作における重要なファクターとして機能していました。
苛酷な海外にて日々膨らむ人種や文化の隔たりに対する葛藤、性差への潜在的な恐怖心は、衣服やバッグの表面をドットやネットが覆い、靴や日用品を無数の突起物が埋め尽くす作品となって立ち現れます。
露出した肌にボディペイントを施すヌード・パフォーマンスや、自らをモデルに撮影された写真は、身体と作品が渾然一体となった新しい前衛の在り方として、大きなセンセーションと共に人々を驚嘆させたのでした。
時を経て2000年代になると、国内外の企業からの要望が増え、コラボレーションにも携わるようになります。
ルイ・ヴィトンを始めとするハイブランドや、auの提供する携帯電話「iida」と共同で進められたプロジェクトは、唯一無二の世界観を人々のいっそう身近に周知させることに成功しました。
ニューヨーク時代に生み出されたファッションにまつわる一連の作品群は、草間の制作テーマである人間愛と平和をより広く届けることのできる新しいメディアとしていわば再解釈され、アートの教義をも問い直すものへと昇華したのです。
水玉や網目模様に託された作家の想いは、私たちが身に付け、自己表現として取り入れることで、これからも反復・増殖を繰り返すことでしょう。
網目が描かれたスカートや突起物が入ったセラミック・シューズを中心に、ニューヨーク時代の貴重な写真資料など、多岐に渡るファッションの世界をご高覧くださいませ。

【出展作家】

草間彌生、細江英公、松本路子

終了しました
2020.4/23(Thu)~11/23(Mon) 2階企画展示室

青木野枝展

【概要】

80年代の活動当初から鉄という素材に魅了され、工業用の鉄板をパーツに溶断し、溶接して組み上げるシンプルな作業を繰り返し作品を制作する青木野枝。
青木の手が関わる事でそれらは素材本来の硬質感や重量感から解放され、作品の置かれた空間を劇的に変化させます。
近年は石鹸、石膏、ガラスなど異素材の作品も発表。
また1997年より銅版、木版、紙版など様々な版画を継続して出版。
今回の展覧会では、彫刻作品、平面作品を同時に展示致します。
作家の持つイメージが形になっていくさまを、ぜひご高覧ください。

【出展作家】

青木野枝

2019年
終了しました
2019.4/26(Fri)~11/24(Sun) 1F常設展示室

海を渡った画家たち

【概要】

アートの国際舞台に立つために、いま、作家たちにはさまざまなことが求められています。
これまでにない新しい表現はもちろん、作品を他者に発信すること、そして他者からの価値付けを得ること。
目覚ましい速さで変容する世界での生き残りを賭けた創作は、決して平易なものではありません。
今期開館12年目を迎える当館は、欧米発祥の美術界へと真っ先に一歩を踏み出した日本人アーティストたちの作品を中心に収蔵してまいりました。
本展ではコレクションの中から、海外で活躍し評価された戦後美術の巨匠、そして草間彌生や奈良美智、村上隆をはじめとする現代アートを牽引する作家たちによる選りすぐりの作品約50点を展示いたします。
先人たちの築いたわが国の前衛芸術が、形を変え、変革を遂げながら現代の作家たちへと受け継がれてきた足跡を、それぞれの作品を通して感じていただけましたら幸いです。

【出展作家】

川俣正、草間彌生、白髪一雄、田中敦子、堂本尚郎、流政之、奈良美智、名和晃平、前川強、宮脇愛子、村上隆、元永定正(五十音順) 他

終了しました
2019.4/26(Fri)~11/24(Sun) 1F常設展示室 特集展示

ロッカクアヤコ - COLORFUL WORLD

【概要】

画面いっぱいに広がるネオンカラーが、鼓動を感じるほどの生命力を帯びてきらめいています。
「GEISAI」での受賞をきっかけに世界へと活躍の場を広げ、東京とベルリンを拠点に活動をする独学のアーティスト、ロッカクアヤコ。
絵の具のついた指を直接キャンバスやダンボールに走らせて、街の喧騒や行き交う人々の姿、不意に聴こえてくる音などの要素を取り込みながら生まれる作品は、臨場感に満ち溢れています。
「筆ではどうしても遠い、直接さわらないとわからない。
手でさわったところから、初めて色が、線が、動き出す。」
指先から紡ぎ出される色とりどりの世界に生きる少女たちは、作家自身も意図しないほどに無邪気で、しかし時に傷口が沁みるような現代社会の痛みをも感じさせるのです。
今回は、絵画作品に加え、2015年より取り組んできた立体シリーズ「OBSCURA」を展示いたします。
描画された何層かのアクリル樹脂板を重ね合わせた本作は、これまでの平面作品が持つ即興性の強い制作工程とは異なり、綿密な計画性をもって作られています。
「絵の表と裏」を可視化することで、ロッカクアヤコの作品に宿るさまざまな二面性をいっそう象徴的に表現していると言えるでしょう。
このたび、「海を渡った画家たち」の特集展示として、絵画、立体、映像、資料を含む約15点が一堂に会します。
目くるめくファンタジーの世界を、どうぞご高覧くださいませ。

【出展作家】

ロッカクアヤコ

終了しました
2019.4/26(Fri)~11/24(Sun) 2階企画展示室

もの派の作家たち - 関根伸夫を中心に

【概要】

ほとんど手が加えられていない木や石、金属、ガラスなどの物体を、「素材」から「作品」へと昇華させる試みを行った作家たち、「もの派」。
戦後に登場したこの美術運動の起源は、1968年に神戸の須磨離宮公園にて発表された関根伸夫の作品《位相‐大地》にまで遡ります。
地面に掘られた巨大な穴、そして傍らにそびえる穴と同形の円筒から成る本作は、「造形は環境に応じて形を変え得る」とする、関根伸夫の「位相」の理論が色濃く反映されており、その後の「もの派」の発展における 記念碑的な作品であると言えるでしょう。
1970年代半ばに至るまでに数々の作家たちへと派生し展開した同派には、共通のイデオロギーがあるわけではありません。
しかし、造形芸術における「作る」という行為そのものを根底から揺るがす新しい価値観として戦後美術史に確かな功績を刻み、近年ではその概念を再び掘り下げてみる動きが活発になっています。
私たちはアートと向き合うとき、作品の奥にあるイメージや物語、作家の意図を探ろうと、無意識のうちに目を凝らしてしまいます。
ところが眼の前にある「もの」が、他でもない「ものそのもの」であると気づくとき、作品が途端に難解で、鑑賞者を拒んでいるかのように感じてしまうのではないでしょうか。
「もの派」の作家たちの多くは、物体と空間、あるいは物体同士が相互に反応し合って生じる作用により鑑賞者の五感を刺激し、作品世界へ介入することを望んでいます。
本展では、「位相絵画」をいまも追求し続ける関根伸夫の大作を中心に、6作家による絵画・立体作品を特集いたします。
個性豊かに語りかけてくる「もの」との対話を、どうぞ自由な感覚でお楽しみください。

【出展作家】

榎倉康二、菅木志雄、関根伸夫、戸谷成雄、原口典之、眞板雅文 (五十音順)

2018年
終了しました
2018.4/26(Thu)~11/25(Sun) 1階常設展示室

海を渡った画家たち 時の共演

【概要】

めまぐるしく流転する斬新な表現や、高値で作品が取引されるマーケットが賑わいを見せる世界のアート・シーン。
ここ日本でもすっかり「現代美術」という言葉が耳に馴染み、ハイ・カルチャーとサブ・カルチャーが入り混じるハイブリッドな様相は、海外からも熱い注目を集めています。
しかしその舞台の中心が、未だ欧米にあるのはなぜでしょうか。
「世界」と「日本」を隔てる壁は、さかのぼれば戦後を生きる画家たちの前にも同様にそびえ立っていました。
海外へ一時的に渡航した作家らによってもたらされた西洋趣味への傾倒に拍車がかかっていた、当時の日本。
一方では、かりそめの流行に疑問を呈し、あえて異国の美術界の荒波へ身を投じた海外組や、彼らに刺激を受け、国内で独創性に富んだ作品を生み出した者も現れました。
不器用なほどひたむきに生きた画家たちの鬼気迫る作品群が、私どものコレクションの中心となっています。
当館の創設者・谷川憲正(東京・海画廊 創業者)には、美術館の開館が実現した後にも描き続けたもうひとつの夢がありました。
それは、私たちと同時代に生きるアーティストと、戦後美術の精鋭たちとのコラボレーション。
アートにおいてもグローバル化が進む近年、諸外国の追随ではない地盤を築く方法とはいかなるものなのか。
いにしえのパイオニアたちは、いち早くこうした問題意識を持ち、後世へしっかりと道を示していたのです。
奏でられる音色は、創作の喜びや苦しみ、あるいは遠い故郷を想うノスタルジーかもしれません。
数十年の時を超え、約50点の過去と現在の「いま」が果たす夢の共演を、どうぞご高覧ください。

【出展作家】

草間彌生、白髪一雄、菅木志雄、田中敦子、奈良美智、名和晃平、間部学、宮脇愛子、村上隆、ロッカクアヤコ(五十音順) 他

終了しました
2018.4/26(Thu)~11/25(Sun) 1F常設展示室

荒川修作 超絶次元!

【概要】

慎重に配置された直線や円弧、矢印、点などの図形。
その上に書き込まれた、ステンシル文字や筆記体によるテキスト。
荒川修作の作品に見られる「言語」は「形象」を説明するものではなく、また後者は前者の図解でもありません。
「文字」と「記号」が複雑に共存する「図式絵画」を前にした時、私たちはその仕掛けにしばしば困惑すると同時に、謎めいた意味を理解したいと願います。
そして、こうした鑑賞者の思索や参与ゆえに成立する作品こそ、作家が目指したものでした。
「=(イコール)」では結びつかない、「意味するもの」と「意味されるもの」。
パラドックスの果てに現れてくるものは、絵画の持つ二次元性や、私たちが生きる三次元空間を超越した、知覚やイメージが重層的に絡み合った多次元の芸術世界なのです。
平面作品やオブジェを出発点とした創作は、晩年に近づくにつれて、身体の知覚によって構築される「空間」を探求する建築プロジェクトへと発展していきました。
「死はオールドファッションである。」
公私共にパートナーのマドリン・ギンズとの共著『意味のメカニズム』の序文に記された、印象的な一文です。
「天命反転」という命題の解を導くため、数々の思考実験に生涯を捧げたひとりの芸術家。
このたび、「海を渡った画家たち‐時の共演‐」の特集展示として、渡米直後の貴重な初期作品を含む約15点をご紹介いたします。
模索の先に見える未知なる世界の一幕を、感じていただけましたら幸いです。

【出展作家】

荒川修作

終了しました
2018.4/26(Thu)~11/25(Sun) 2階企画展示室

草間彌生 - 近作版画を中心に

【概要】

「アート」を凌駕し、ファッションやライフスタイルなど、「文化」という巨大な枠組みにおけるアイコンとして、日々私たちに驚きとパワーを与え続ける前衛芸術家、草間彌生。
反復し増殖するドットやネット、鮮麗な南瓜や花は、永遠のテーマである「命」や「愛」を雄弁に語るとともに、「孤独」や「強迫観念」との葛藤にもがく作家の姿をも同時に映し出しています。
このたび当館では、草間彌生が手がけた初の浮世絵版画《七色の富士》、《富士は心の故郷》、《わが心の富士はかたる》を展示いたします。
伝統ある木版画技法を用い、アクリル絵画が版画として新たに生まれ変わった《七色の富士》。
山頂付近から顔を出す太陽は、私たち、あるいは世界中のあらゆる万物に対して微笑みかけているかのようです。
稜線が描く豊かな裾野や、穏やかにさざめく水面、富士山の背後からあふれ出る14,685個の水玉に至るまで、一つひとつ原画に忠実に彫り起こされています。
さまざまな恐怖に抗うため、ただひたすらに芸術に精魂を注ぐ。
迷いなくこう語る草間彌生は、90歳を目前とした今、絶えず七変化しながら私たちを魅了する日本の象徴「富士山」に自らを重ね合わせ、挑まずにはいられなかったのかもしれません。
最初期のシルクスクリーン《靴をはいて野にゆこう》、《幻の野に立ちて》、《野に忘れた帽子》を始め、これまでの画業を振り返る版画作品約20点とともに、生命力みなぎる世界観をお楽しみくださいませ。

【出展作家】

草間彌生

2017年
終了しました
2017.4/27(Thu)~11/23(Thu) 1階常設展示室

海を渡った画家たち コレクションの軌跡

【概要】

軽井沢現代美術館は、今年開館10年目を迎えます。本展では「海を渡った画家たち」をコンセプトに収集された当館のコレクションの系譜を、作品とともに展望いたします。
当館の創設者・谷川憲正(東京・海画廊創業者)は、長きに渡りオープンスペースをイメージモデルとした美術館構想を掲げ、作品の収集を続けてまいりました。そして2008年夏、その夢は実現したのです。
テーマは、日本を離れ、諸外国を制作の拠点としたアーティスト。それも短期間の洋行ではなく、生まれ育った母国に戻らない覚悟で片道切符を握り締め、異国の地で美術運動に心血を注ぎ、一生を捧げた者たちです。
20世紀初頭に渡仏し、エコール・ド・パリの寵児となった藤田嗣治は、その後に続くあまたの画家の嚆矢となりました。当時保守的だった日本の美術界に異論を呈し、パリ、ニューヨークを中心に次々と台頭する新しい様式を追い求め、あえて棘の道を進んだ日本人たち。彼らは向かった制作の地で互いに交流し、刺激を受け合い、自らのナショナリティーやマイノリティーを反芻しながら歴史に名を刻んでいきました。
フランスへ渡った田淵安一、佐藤敬、鬼頭曄、今井俊満、堂本尚郎。アメリカにアトリエを構えたイサムノグチ、猪熊弦一郎。彼らの功績は日本国内においても、第二次大戦後にヨーロッパで旋風を巻き起こした前衛芸術運動「アンフォルメル」の日本における一例として評価された「具体美術協会」や、同時期の大きな動向として知られる「もの派」の作家たちへと続く重要な布石となりました。
現在も各国でその名を轟かせる草間彌生、奈良美智、村上隆も、日本国内に留まることなく常に「世界」と闘う革新者として、たすきを繋いでいると言えるでしょう。
もがき苦しみながらも芸術への情熱を忘れることのなかった「海を渡った画家たち」の鋭気漲る70余点の作品を、どうぞご高覧ください。

【出展作家】

靉嘔、イサムノグチ、猪熊弦一郎、今井俊満、草間彌生、佐藤敬、白髪一雄、関根伸夫、田淵安一、堂本尚郎、奈良美智、藤田嗣治、松谷武判、村上隆、ロッカクアヤコ 他

終了しました
2017.4/27(Thu)~11/23(Thu) 2階企画展示室

菅井汲 疾走するイメージ

【概要】

「ここで車をやめたら負けやと思うんです。ですから、前のよりももっと速いやつを買うたんです。」
1967年の夏、愛車ポルシェでハイウェイを走行中に大事故を起こし、九死に一生を得たわずか翌年に菅井汲が残した言葉です。
食事は生きるために必要なことに過ぎないから、と三食決まったものしか口にしなかったという徹底して無駄をそぎ落とす生活ぶりも、親交のあった多くの人物たちによる驚きに満ちたエピソードのひとつとして幾度となく語られています。
日本とフランスを活動の拠点とし、生前から国際的に高い評価を受けた画家・菅井汲。作品は没後20年以上経った今もなお、色褪せない精彩を放ち私たちを魅了しています。
60年近くに及ぶ画業の中で、その作風は何度も大きな変貌を遂げました。
初期の精緻な筆致で描かれた東洋的なモチーフは、1950年代後半になると次第にヴォリュームのあるシンプルなフォルムへと移り変わっていきます。1962年以降に展開された「オートルート」シリーズに見られる幾何形体は、時代とともに色彩やマチエール、造形要素の規格化が進み、道路標識を思わせるフラットで記号性を帯びたスタイルが誕生しました。そして1980年代、限られた色彩と筆触を用いた構成により、それまで無機質だった画面に再び絵画性が与えられるようになります。
本展では、生涯探求を続けた様式の一部をご紹介いたします。
冒頭の一節、「車」ということばを「絵」に置き換えてみるとどうでしょう。スピードをこよなく愛した菅井汲は、創作においても絶えずとどまることを知らず、前だけを見て走り続けました。同じモチーフを反復し組み合わせること、余計なものを捨て去った単純明快なイメージ。
画家は、生きること、描くこと、走ること、すべてにおいて「菅井汲」でありたいと願い、全うしたように思えてなりません。
このたび展示いたします1940年代から1980年代までの作品20余点を通して、眼前を過ぎ去った疾走の残響をご体感いただけましたら幸いです。

【出展作家】

菅井汲

終了しました
2017.4/27(Thu)~11/23(Thu) 2階ギャラリー

蟹江杏作品展 世界、或いは万物への眼差し

【概要】

軽井沢は蟹江杏にとって、第ニの故郷とも言える場所です。幼少期から軽井沢で過ごす事の多かった彼女は、豊かな森や動物達、川のせせらぎ、心地よい風から沢山のイメージを受けました。それは今、彼女の作品に反映されています。
今展では、蟹江杏の代表作を中心に、特徴であるしなやかな線と独特の色合いが感じられる作品を展示販売いたします。

【出展作家】

蟹江杏

2016年
終了しました
2016.4/28(Thu)~11/23(Wed) 1階常設展示室

海を渡った画家たち WOMAN POWER 輝ける女性アーティスト

【概要】

開館から9年目を迎える軽井沢現代美術館では、一貫して「海を渡った画家たち」をコンセプトに作品を収集・展示しております。
めざましいテクノロジーの進歩で、日本と海外との隔たりを昨今ではあまり意識しなくなりましたが、欧米にて気鋭のアートが次々に胎動しはじめた20世紀初頭においては、日本人にとって、生まれ育った島国を離れひとり異国の地へ降り立つことは、そう容易なことではありませんでした。
文化や言語などのさまざまな障壁を乗り越え、世界で巻き起こる新しい様式を吸収しようと立ち上がる芸術家の中でも、今年は特に女性に焦点を当て、約40点の絵画・立体作品をご紹介いたします。
日本現代アートのアイコンとして、いまも精力的に創作を続ける世界的アーティスト草間彌生や、1960年代に発展した「フルクサス」を活動の出発点とし、今日の現代社会に強い影響力を持つオノ・ヨーコ。近年、世界的に再評価の気運が高まっている戦後の前衛美術運動「具体美術協会」に参加した田中敦子、名坂有子、山崎つる子や、「実験工房」のメンバーとして重要な歴史の一頁を刻んだ福島秀子、そして福島と深い親交でしばしば語られる榎本和子の作品からは、ほとばしる情熱が感じられます。また、繊細な抽象彫刻で知られる宮脇愛子や、少女や動植物をモチーフに内面世界を静謐に描く南桂子の作品も展示いたします。さらに、各国のアートフェアで積極的に発表を続けるロッカクアヤコの作品は、今回大作と共に映像もご覧いただけます。
美術の世界では少数派とされる女性アーティストたちが果敢に挑んだ創作の数々は、異国文化やジェンダーなどのあらゆるメッセージを、わたしたちに語りかけてくれることでしょう。

【出展作家】

草間彌生、田中敦子、名坂有子、樋口佳絵、南桂子、山崎つる子、ロッカクアヤコ 他

終了しました
2016.4/28(Thu)~11/23(Wed) 1階常設展示室

世界を見つめる“眼” プロジェクト/ポップ

【概要】

日本と世界を横断し、独自のアプローチで活動を続けるふたりの芸術家、川俣正と奈良美智。
川俣正は、完成した作品だけでなく、そこに至るまでに現地の人々や行政と関わっていく過程そのものを「プロジェクト」として捉える姿勢を一貫して重視しています。
また、日本の「カワイイ」文化を象徴するかのようなポップで商業キャラクター的な子どもたちの表情に、われわれの持つ根源的な喜怒哀楽をシンクロさせる奈良美智の作風は、いまも世界中の多くの愛好家たちを魅了していることでしょう。
土地、文化、社会、そして、わたしたち人間の生や内面性。芸術家は、あらゆるテーマを作品というあらたな言語に組み替えて表現をし続けます。
川俣正の大規模なプロジェクトの記録作品と、奈良美智の貴重な初期作品を含めた絵画・立体作品のコラボレーションを、どうぞお楽しみください。

【出展作家】

川俣正、奈良美智

終了しました
2016.4/28(Thu)~9/5(Mon) 1階小展示室

松本路子写真展 Portraits 女性アーティストの肖像

【概要】

このたび、松本路子写真展「Portraits 女性アーティストの肖像」を開催いたします。
松本路子は1980年代からニューヨーク、パリ、東京など世界各地で現代を代表するアーティストやダンサーを撮り始め、その肖像を中心に作品を発表しています。
自身が会いたいと願う独特の存在感を持つ女性アーティストたちを訪ねて、特別な演出をすることなく『個』と向き合った作品群は、作家の存在感をあるがままにとらえたものとして高く評価されています。
今回は1974年から1990年代にかけて撮影されたオノ・ヨーコや草間彌生など14作家のモノクロ写真17点を展示いたします。

【出展作家】

松本路子

終了しました
2016.9/8(Thu)~11/23(Wed) 1階小展示室

南桂子展 静寂の時

【概要】

簡素な輪郭と水彩が滲んだような淡いトーンで紡ぎ出される南桂子の銅版画の世界。
よく観るとそこにはまるでひと針ひと針、刺繍糸で縫うかのように刻まれた無数の線、何度も丁寧にサンドペーパーをかけて作り上げられた柔らかな色彩の濃淡など、気が遠くなるほどの創作の痕跡が残されています。
削った版を腐食させて強弱のある線を生み出す「エッチング」の技法で描かれた少女や鳥、樹、塔などのモチーフは、どこかで見たことがあるような、しかしどこにも存在しない詩的な絵画空間へと私たちをいざないます。
大きな切れ長の目の中世的な顔立ちの少女は、作家自身の姿でしょうか。
物憂げで寂しげなその眼差しに映し出される風景は、ノスタルジックでありながらも必ずしも牧歌的とはいえない、しんとした「静」の世界なのです。
本展では、作家が好んで描いた鳥、少女を中心に約30点の作品を展示いたしました。
エッチングに至るまでに綿密に重ねられた水彩やドローイングの習作による貴重な創意の源泉も、あわせてご覧くださいませ。

【出展作家】

南桂子

終了しました
2016.4/28(Thu)~11/23(Wed) 2階企画展示室

草間彌生 近作版画・セラミック

【概要】

「頭の中にはあれもやりたい、これもやりたいというさまざまな想いがあって、それが順番もなくウワーッと動き回っている。そして、限られた時間の中でそれらをひとつひとつ具体化していくことしかない。」
数年前に出版された自伝でこう語り、今年87歳になる今も、日々新しい作品に挑み続ける草間彌生。近年では、中南米での回顧展、アジア諸国での近作個展を同時に開催するなど、その活動はとどまるところを知りません。代名詞でもある水玉模様をはじめとする一度見たら忘れられない“反復・増殖”の世界観は、国内外のアート市場を賑わせるだけでなく、ファッションやデザインの観点からも多くの若い世代の心をとらえています。
今回は、中国・景徳鎮に古くから伝わる陶磁器の技術が用いられた「ハイヒール」と共に、2012年に制作された版画シリーズと、草間彌生の代表的なモチーフとして繰り返し登場する「南瓜」のセラミック作品を展示いたします。

【出展作家】

草間彌生

2015年
終了しました
2015.4/25(Sat)~11/23(Mon) 1階常設展示室

海を渡った画家たち 草間彌生の南瓜いろいろ!

【概要】

軽井沢現代美術館は「海を渡った画家たち」をテーマに、世界で活躍するアーティストたちの作品を中心に所蔵しています。本展ではその中から、草間彌生、奈良美智、荒川修作、ロッカクアヤコを含む作家の作品をご紹介いたします。
今年は“草間彌生の南瓜いろいろ!”と題し、“南瓜”にスポットを当て、草間彌生のアクリル、水彩、セラミックなど約30点展示いたします。揺るぎない存在感を放ち、皆に愛される南瓜の魅力をお楽しみいただけることと存じます。
草間彌生の展示と合わせて、パリで活躍した木村忠太のパステル作品や、今井俊満の「花鳥風月」など、当館コレクションの中の彩り豊かなラインナップをどうぞご高覧ください。

【出展作家】

草間彌生、荒川修作、今井俊満、木村忠太、奈良美智、ロッカクアヤコ 他

終了しました
2015.4/25(Sat)~11/23(Mon) 1階常設展示室

元永定正とその周辺

【概要】

「具体美術協会」で初期から解散まで活動し、戦後日本の抽象美術の第一人者として知られる元永定正。「具体」や「もの派」など日本戦後美術が海外でも再評価を受け注目される中、2011年に88才で生涯を終えました。「具体」解散後は、明るい色彩とユニークな形の抽象画を多く描き、初期から晩年にいたるまでその画業は高く評価されています。2015年2月からは、アメリカのダラス美術館にて白髪一雄とともに海外初となる回顧展が催されています。
元永定正の油彩、水彩、セラミックなどを中心に、「具体」アーティストたちの作品も合わせた作品約10数点を展示いたします。

【出展作家】

元永定正、金山明、白髪一雄、田中敦子、中辻悦子、名坂有子、名坂千吉郎 他

終了しました
2015.4/25(Sat)~7/31(Fri) 1階小展示室

知られざる素描の魅力 長谷川潔展

【概要】

漆黒のマニエールノワール技法を甦らせ、フランス美術界に大きな足跡を残した長谷川潔。今回は、1階小展示室において版画の原画となった素描を中心に約10数点展示いたします。版画の影に隠れてしまうには忍びないほどの優れた描写の数々をご覧ください。

【出展作家】

長谷川潔

終了しました
2015.8/1(Sat)~11/23(Mon) 1階小展示室

若き日の草間彌生 細江英公による60年代フォトグラフ

【概要】

写真家・細江英公によるニューヨーク時代の草間彌生のポートレイトと、路上でのハプニングを撮影した作品計14点を、1967年の貴重なパフォーマンス映像と共に展示いたします。

【出展作家】

細江英公

終了しました
2015.4/25(Sat)~8/31(Mon) 2階企画展示室

色彩溢れるアートポスター展 パリ・ムルロー工房より

【概要】

2階企画展示室では、20世紀美術の巨匠たちが自らの展覧会のために制作した告知ポスターを展示いたします。パリ・ムルロー工房の優れた刷り師の手による版画作品に近いクオリティの高さを持つリトグラフ刷りのポスターは、当時からコレクションの対象となっていました。2000年に工房が閉鎖されてからは、その希少性が年々高まっております。
今回は、ピカソやシャガール、デュフィ、カンディンスキーなど珍しいアートポスターを約30点ご紹介いたします。

【出展作家】

カンディンスキー、シャガール、デュフィ、ピカソ、マティス 他

終了しました
2015.9/1(Tue)~11/23(Mon) 2階企画展示室

樋口佳絵 ものがたりの日々

【概要】

不思議な子供たちを独特の雰囲気で、テンペラや油彩、木彫、水彩画など、質感にこだわり制作してきた作家が、新たに絵本制作にも携わりました。それが昨年7月に刊行された怪談絵本「かがみのなか」です。小説家・恩田陸さんの言葉を受け描かれた絵本原画のほか、絵画、立体、ドローイングなど、新作を含めて約40点を展示いたします。日常でありながらもどこか不思議な「ものがたりの日々」をぜひご高覧ください。

【出展作家】

樋口佳絵

2014年
終了しました
2014.4/17(Thu)~11/30(Sun) 1階常設展示室

海を渡った画家たち アーティストを育む都市

【概要】

軽井沢現代美術館は「海を渡った画家たち」をテーマに、世界で活躍する日本人アーティストたちの作品を中心に所蔵しています。今回はその中から、草間彌生、奈良美智、菅井汲、間部学を含む作家の作品をご紹介いたします。
彼らは成功を夢見て日本を離れ、異国の厳しい環境の中で制作に励みました。そんな若いアーティストが生活と制作活動の拠点とした都市があります。日常の生活の隅々に芸術が溶け込んだアート先進国で過ごした日々が、作家に与えた影響は少なくないでしょう。
本展では作家の作品だけではなく、作家が活動した都市“ニューヨーク(草間彌生)、ケルン(奈良美智)、パリ(菅井汲)、サンパウロ(間部学)”の資料も共に展示いたします。当時の彼らの制作活動と、生活を取り巻く環境を垣間見ることによって、作品に秘められた作家の姿に迫ります。

【出展作家】

荒川修作、草間彌生、菅井汲、奈良美智、間部学 他

終了しました
2014.4/17(Thu)~11/30(Sun) 1階常設展示室

もの派の作家たち

【概要】

「もの派」とは、1960年代末から1970年代半ばにかけて日本のアートシーンに大きな影響を与えた美術の傾向です。「もの派」と呼ばれる作家たちは主に、 石や木などの自然物やガラスなどの人工物といった「もの」を使って作品を制作しました。戦後の日本の芸術のあり方を示したという点で同じく戦後の日本で活躍した「具体美術協会」としばしば並んで説明されます。その一方で「具体」のような強い組織としてのまとまりや、活動を支える確固たる思想的根拠があるわけではありません。
しかしながら、近年海外を中心に「もの派」の再評価やその思想的研究が進められています。2014年1月には、ロサンゼルスのギャラリー、Blum & Poeで「もの派」の代表作家である関根伸夫の個展が開かれ、好評を博しました。
そのような動向の中で本展では、改めて「もの派」の作家たちの美術に対する試みと、その成果を見つめ直します。

【出展作家】

榎倉康二、遠藤利克、菅木志雄、関根伸夫、高松次郎、高山登、戸谷成雄、原口典之、眞板雅文、李禹煥

終了しました
2014.4/17(Thu)~8/31(Sun) 2階企画展示室

孤高の画家 山内龍雄 描かれた哲学

【概要】

山内龍雄は独自の技法でキャンバスを薄く削り、精神性の高い作品を生み出しました。
その作品はドイツ、オーストリア、台湾などの展覧会において高い評価を受けています。
本展では、初期から晩年までの油彩、水彩など数十点を一堂に展示し、画家としての人生の軌跡を辿ります。

【出展作家】

山内龍雄

終了しました
2014.9/1(Mon)~11/30(Sun) 2階企画展示室

落田謙一 FLOAT LINE

【概要】

落田謙一は、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして創作活動を始め、広告デザイン、本の装丁、ポスター、イラストレーションなどのキャリアを重ねてきました。1974年頃からは油絵を描き始め、国内を中心に個展を催し、制作発表を続けています。
「光や風、海と空、降りそそぐ光の中で、キラキラと輝く緑の木々を見たときのような感覚、海の上を風いっぱいに受けて疾走するときの浮遊しているような感覚、そんなものを作品に投影しました」。このように自身が語る通り、その作品は透明感のある光の感覚や、自然の中にある色彩やカタチを再構築して、豊かな色彩で表現しています。不定形のフォルムが浮遊し、つらなり絡み合い一枚の絵の中で共鳴しあうことで“FLOAT LINE”(浮遊するものの連なり)シリーズは構成されています。

【出展作家】

落田謙一

2013年
終了しました
2013.4/13(Sat)~12/1(Sun) 1階常設展示室

海を渡った画家たち 現代美術はフジタから始まった?

【概要】

エコール・ド・パリの寵児として知られるフジタ。彼には日本の前衛芸術家たちとの意外な接点があります。吉原治良は若き日にフジタからの鋭い苦言に刺激を受け、それはのちの「具体」の活動にもつながっていきました。また、フジタはヨーロッパの抽象芸術運動「アンフォルメル」の作家たちとの交流も盛んに行い、“エコール・ド・パリのニュースター”菅井汲とはロンドンで二人展を開催しています。
2013年、軽井沢現代美術館では、フジタから「具体」、そして抽象美術へつながる作家たちを中心に展示いたします。

【出展作家】

藤田嗣治、吉原治良、荒川修作、草間彌生、白髪一雄、田中敦子、名坂有子、奈良美智 他

終了しました
2013.4/13(Sat)~6/24(Mon) 2階企画展示室

南桂子展

【概要】

油絵、水彩、ドローイング、版画24点を展示いたします。

【出展作家】

南桂子

終了しました
2013.6/27(Thu)~8/31(Sat) 2階企画展示室

西村美和 玉虫色の寓話

【概要】

2005年にフランスで最も歴史のある現代美術コンクールにて評議会賞を受賞した作品中の1作品「13 Novembre 14h05(11月13日 14時5分)」をはじめ、写真作品10数点を展示いたします。複数の写真を使って一枚の幻想的な写真作品を創作する西村美和の世界を、ぜひご高覧ください。

【出展作家】

西村美和

終了しました
2013.9/1(Sun)~12/1(Sun) 2階企画展示室

草間彌生展

【概要】

草間彌生の版画、セラミックなど約40点を展示いたします。

【出展作家】

草間彌生

終了しました
2013.4/13(Sat)~8/31(Sat) 2階ギャラリー

草間彌生展

【概要】

草間彌生の版画、セラミックなど約40点を展示いたします。

【出展作家】

草間彌生

終了しました
2013.9/1(Sun)~12/1(Sun) 2階ギャラリー

樋口佳絵@軽井沢現代美術館

【概要】

樋口佳絵の平面作品に特徴的なのは遠近を圧縮した簡潔な構図やデフォルメされた子供たち、大胆な余白や細部の塗り残しの一種の未完成さであり、未だ童心を持ち続けている人々の子供だった頃のものの見方や、傷つきやすかった感覚を一瞬呼びさましてくれることでしょう。
今回は新作を含めテンペラ・油彩、ドローイング、木彫作品など約30点を展示します。平面作品は白亜地をつくり、テンペラと油彩で描かれており質感が独特です。カサカサとした、でも不思議としっとりもしている絵肌をぜひ会場でご覧ください。

【出展作家】

樋口佳絵

2012年
終了しました
2012.4/1(Sun)~11/30(Fri) 1階常設展示室

海を渡った画家たち 草間彌生を中心に

【概要】

草間彌生の世界を中心に、コレクションの中から選りすぐりの作品とビデオ作品を上映いたします。

【出展作家】

靉嘔、草間彌生、奈良美智、村上隆、元永定正、宮脇愛子 他

終了しました
2012.4/1(Sun)~6/29(Fri) 2階企画展示室

上海現代アート2大スター Zhou Tiehai Ding Yi 二人展

【概要】

Zhou TiehaiとDing Yiの版画約40点を展示いたします。

【出展作家】

Zhou Tiehai(周鉄海)、Ding Yi(丁乙)

終了しました
2012.7/1(Sun)~7/29(Sun) 2階企画展示室

清冽な息吹 金澤翔子 渾身の書展

【概要】

「涙の般若心経」(10歳時揮毫)、世界各国で翻訳されている「宮沢賢治“雨にもまけず”全文」(横約10m強、縦40cmの初公開作品:1階展示室)を含む代表作計50数点を一堂に展示いたします。純真無垢で力強い金澤翔子の書の世界をぜひご高覧ください。

【出展作家】

金澤翔子

終了しました
2012.8/1(Wed)~11/30(Fri) 2階企画展示室

草間彌生版画展 新作版画を中心に

【概要】

ホイットニー美術館(ニューヨーク)での展覧会も始まり、世界中のアートファンの注目を集めている草間彌生。今回は新作版画を中心に10数点を展示いたします。

【出展作家】

草間彌生

2011年
終了しました
2011.4/22(Fri)~11/27(Sun) 1階常設展示室

海を渡った画家たち

【出展作家】

荒川修作、今井俊満、草間彌生、白髪一雄、間部学、藤田嗣治 他

終了しました
2011.4/22(Fri)~7/10(Sun) 2階企画展示室

村上隆プリントワークス展

【概要】

村上隆の版画22点を展示いたします。

【出展作家】

村上隆

終了しました
2011.7/18(Mon)~8/31(Wed) 2階企画展示室

書をアートにした男 手島右卿 生誕百十年記念展

【概要】

手島右卿は、1958年、ブリュッセルの万国博覧会で「抱牛」を発表し、海外における書道芸術の評価を高めるきっかけを作り、1982年には文化功労者顕彰を受け、右卿が力を注ぎ続けてきた作品群がひとつの大きな到達点を迎えました。
その後も筆を折ることなく創作活動を続け、1985年には書の母国、中国・北京において「日本手島右卿書法展」を開催し中国人民に深い感動を与えたばかりでなく、書を通じての両国の親善友好に寄与することになりました。この成功は、書活動最大の成果と言えるものだったでしょう。
1987年、書にすべてを注ぎ込んだ右卿は、死の床につく直前、絶筆「以虚入盈」を書き上げ、その86年の生涯を閉じました。
今回は、その手島右卿の近代書道のパイオニアとしての足跡を回顧すべく代表的な作品30余点による展覧となります。

【出展作家】

手島右卿

終了しました
2011.9/1(Thu)~11/27(Sun) 2階企画展示室

中島修彫刻作品展

【概要】

中島修は25年前よりオーストリアのアンクト・ゲオルゲン・アン・デア・グーゼンに拠点を置き、その制作活動の殆どをオーストリアの地で切り開いてきた彫刻家です。
チロル地方の石切り場で自ら切り出した地元の蛇紋石などを使って、幾何学的で繊細な作品を数多く発表しています。ウィーン広場に設置された噴水作品に代表されるように、中島修の作品は人々の生活に溶け込んで愛されています。
今回は作家の秀作20点を展示いたします。

【出展作家】

中島修

2010年
終了しました
2010.4/16(Fri)~11/28(Sun) 1階常設展示室

海を渡った画家たち

【出展作家】

木村忠太、草間彌生、田中敦子、堂本尚郎、奈良美智、南桂子 他

終了しました
2010.4/16(Fri)~11/28(Sun) 2階企画展示室

ミロと同時代の画家リトグラフポスター展

【概要】

ミロを中心に、同時代を生きた画家のリトグラフポスター27点を展示いたします。

【出展作家】

ミロ、カンディンスキー、ドローネ、ピカソ、ポリアコフ、マティス、モンドリアン、ド・スタール 他

2009年
終了しました
2009.4/3(Fri)~11/30(Mon) 1階常設展示室

海を渡った画家たち

【出展作家】

荒川修作、イサムノグチ、岡本太郎、草間彌生、白髪一雄、菅井汲 他

終了しました
2009.4/3(Fri)~7/31(Fri) 2階企画展示室

ピカソリトグラフポスター展

【概要】

ピカソのリトグラフポスター29点を展示いたします。

【出展作家】

ピカソ

終了しました
2009.8/1(Sat)~11/30(Mon) 2階企画展示室

シャガールリトグラフポスター展

【概要】

シャガールのリトグラフポスター28点を展示いたします。

【出展作家】

シャガール

2008年
終了しました
2008.8/3(Sun)~ 8/20(Wed) 1階常設展示室

上海現代アート12人展

【概要】

上海を中心に活動する12人の若手作家の作品を展示し、世界的に注目を浴びている中国現代アートをご紹介いたします。

【出展作家】

Cai Guang Bin、Chen Qiang、Huang Yuan Qing、Hu Wei Da、Liang Wei Zhou、Li Hai Feng、Li Lei、Pan Wei、Qu Feng Guo、Wu Chen Rong、Wu Ling Tian、Xue Song

終了しました
2008.9/5(Fri)~ 11/30(Sun) 1階常設展示室

海を渡った画家たち

【出展作家】

川俣正、草間彌生、白髪一雄、菅井汲、奈良美智、宮脇愛子 他

終了しました
2008.夏 2階企画展示室

CHAGALL版画作品展

【概要】

シャガールの代表的なオリジナル版画20点を展示いたします。

【出展作家】

シャガール

終了しました
2008.秋 2階企画展示室

草間彌生版画展

【概要】

草間彌生のシルクスクリーン27点を展示いたします。

【出展作家】

草間彌生