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2F企画展示室


【概要】
2階企画室では、1階展示室同様「海を渡った画家たち-フィナーレ!ー」の展示を行っております。
20代でフランス・パリに渡り、1950年代の美術運動「アンフォルメル」に身を投じた堂本尚郎、その後アンフォルメルとは距離をおき、画風を変化させながらも高い評価を得ています。
菅井汲は堂本とほぼ同時期に渡仏。当初はアンフォルメルにふれながら、1962年頃からは独自の幾何学的でシンプルな形と色彩の作風を確立させました。無類のスピード狂として有名。また、 2階の一角では軽井沢現代美術館のフィナーレを記念してこれまでの美術館の軌跡を辿ったショートムービー「軽井沢現代美術館 2008-2025」を上映いたします。
昨年、美術館の閉館をお知らせした折にはたくさんのお客様よりありがたいお言葉を頂戴しました。
意あって力足らずではありましたが、アートとお客様をつなぐ役割の末端を果たせたことを大変嬉しく存じます。
当初は「美術館はあくまで展示されている作品やアーティストが主役。あえて美術館本体の軌跡など残す必要があるのか…」と制作するか否かを思案していました。
しかし、美術館という形あるものがなくなってしまう今、ここでお客様と過ごしたかけがえのない17年間を今一度振り返ってみたくなりました。
そして昔の記録や写真などを捜しつつ懐かしさや感傷に耽っているうちに今回の映像制作へと辿り着きました。ご覧いただいたお客様にとっても懐かしいシーンが登場したり、何か感じていただけるものがありましたら嬉しく存じます。
また今期初めてご来館くださるお客様には過去の展示やイベント風景などを楽しんでご鑑賞いただければ幸いです。末尾になりますが、美術館はアートに関心を寄せ鑑賞してくださる皆様の存在なくして成立し得ない邂逅の場です。
今日まで軽井沢現代美術館にご来館くださった全ての皆様に厚く御礼申し上げます。私共も皆様との暖かい交流を忘れることなく次のステージへと歩んでまいります。
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- 「1959-12」
1959年 キャンバスに油彩 145.5×112.1cm
堂本尚郎
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「朝のオートルート(Martin Du L‘Autorute)」
1963年 キャンバスに油彩 130.5×97cm
菅井汲
- 「1959-12」
